断熱のお話し。
展示場では断熱がしっかりしているから、温かいですよとか言われることもままある。
当初はこういわれても結構こまった。
各社同じような表現(しっかりしてるとか、温かいとかの主観的表現)なので、どう違うかの比較ができない。
しかも、実家は隙間風を感じるほどの(言い過ぎか)古い家だし、いわゆる断熱材ははいっていないし、実家に比べればよくなるのは間違いないけどどれぐらい良くなるかはよくわからない。
ずっともやっとしてました。
ランク付けみたいなものだと、断熱等性能等級がありますが、みんな4等級で最高ですってなってる。 みんなが最高等級でその中での比較が難しい。
そこで比較する指標はUa値がいいと思った。
中にはUa値を具体的に言ってくれてた会社もあったが、当初は聞き流していた。
客観的な指標のUa値が良さげです。小さいほど性能が高い。
Q値って指標もありますが、最近はお役所の都合なのかUa値の方が表示されていることが多い。
次の問題は、どこまで求めるか。
まずはじめに、いくつかの基準をおさらい
Ua値
断熱等性能等級4(愛知県) 0.87
ZEH(愛知県) 0.60
HEAT20 G1(愛知県) 0.56
断熱等性能等級4(北海道) 0.46
HEAT20 G2(愛知県) 0.46
R2000(カナダの基準) 0.40
Q1住宅 0.35ぐらい
R2000が上記には含まれるが、参考までに欧米だとUa値は0.4前後ぐらいらしい(情報源不詳)
省エネ・環境の質・コストのバランス解とされるのがHEAT20 G1レベル。
省エネ・環境の質のバランス解とされるのがHEAT20 G2レベル。
何でもかんでも欧米がいいわけではないが、日本の断熱性能は悪すぎる。
10数年前よりも近年では夏はより暑く、冬はより寒くなっている。
最高等級だからとUA値0.8ぐらいで手を打つと後悔することになりそう。
最低でもHEAT20 G1レベル、できればHEAT20 G2レベルを確保したい。
関連してこのあたりまで断熱が良くなってくると(気密性も必要だが)、全館空調がより効率的になってくるので、空調もセットで考えると良いらしい。
数字ばかりだが、実際の断熱を考えると。。
当方は充填断熱となる公算が大きい。通常柱は3.5寸から4寸が使われる。充填断熱なので、断熱材の厚みも自然とそれに制限。そういったことも考えてあるのであろうが、HEAT20が目標として最適と感じる。
Q1やそれ以上となると、それを常に手がけているような会社でない限りコストが跳ね上がることになりそう。
ということで、目標はUa値で0.46前後とする。