先日上棟式があった。
最近では上棟式を行わないこともあるよう。
まあ、地域柄および工務店の性質からして致し方ないし、やらないつもりはなかったが、合理的ではないなあと。
歴史的・文化的には悪くないが、どうなのか。
施主のご厚意でお願いしますといいながら、日程表を渡してくるあたりどうもね。
だったら、できる限り上棟式はお願いしたいと向こうも言えばいいのに。
ご厚意でというなら、まずは「やりますか?」で入らないと。
結果的にはやりました。
といっても朝礼・夕礼で一言しゃべるだけだし、休憩の飲み物とか昼食を準備して、ご祝儀を大工さん達に渡しただけ。
ただ、お金はかかった。大工さんとかも10人以上いたし、全員分の上記準備だけで10万以上かかった。
そもそも大工さんの給料はどっかから出ているわけでしょう?朝きて夕方かえる人にここまでするのもどうかな?これまで来た基礎の人は?今後来る左官屋さんは?この差は?
昔は現場で木材を切ったりして上棟に時間もかかるし、感慨深いのもよりあったと思うけど、今はプレカットだし1日でルーフィングぐらいまで行くし。
もやもやがあるから、文ももやもや。
上棟自体にはもちろんうれしい感じもあったし、大工さんに感謝です。
それを受けて、、お祝いなり感謝の会・式ですよね。初めから準備しておくものではない。
だからプレカットの現代にはそぐわない。
地域の工務店も考えるべき。少なくとも工事や建築の無事・完成を願う式の側面と感謝の側面は切り分けて、両方やるか、片方だけやるか決めるのが合理的じゃないかな。